おひつじ座

 

勇敢で情熱的、行動力、冒険心溢れる星座。
流行をいち早くキャッチし、取り入れることが上手で、常に人よりも目立つ位置にいます。 人の中心になるムードメーカー的な明るさも兼ねそろた人柄。 反面、無鉄砲な面もあり、慎重さが足りない部分も。
一度自分の行動を見直す癖を身につけると出世するタイプ。

 

牡羊座の性質の核となっているものは、強い自意識です。自分で考え、自分で選び取り、自分で決断を下し、自分で実行に移す。自分でやった、という自覚が持てないと気持ちが満たされない、強い自我を持っています。自分が成し遂げたという達成感を味わうことが、生きる証であり、人生の醍醐味となるのです。 あやつり人形のように、誰かの言う通りに動いたり、その生きかたがどんなに安定していても、人が敷いてくれたレールの上を歩いたりするのは、本意ではありません。誰かの意思に左右される生き方は、牡羊座にとって、厳密に言えば、生きる意味がないのです。
 そういう強い自意識が、自主独立の精神や、開拓精神を育てます。
 人に従いたくなかったら、自分が長になり、すべてを支配できる自分の城を持つしかありません。他人が切り開いた道を歩きたくなかったら、自分で新しいルートを開拓する必要があります。誰かの庇護のもとで暮らしたくないのなら、安穏な暮らしを捨て、人生という大海原へ向って、ひとりで船出するしかありません。
 目的意識を持ち、目標を見定めると、牡羊座は果敢なチャレンジャーになります。目標に向って、自分の意思で行動しているときが、牡羊座の性質が最もキラキラ輝くときと言っていいかもしれません。失敗を恐れる気持ちより、チャレンジする喜びのほうが大きいと言っていいでしょう。結果を心配してくよくよ悩む人に向って、牡羊座の人はたいていこう言います。
「やってみなければ、わからない」
 チャレンジして、成功すれば、大きな幸福を味わえるし、失敗したら、そのときにまた考えればいい……。この積極性と楽天性が、牡羊座の人生を、前向きで多彩な、また山あり谷ありの変化に富んだものにしていきやすいのです。
 牡羊座は、ときには危険と思われるような賭けにも挑む、勇気と冒険心をそなえた性質ですが、まったく先が見えない状況でも、むやみに突き進んでいくような無謀さはありません。牡羊という名前が表わすように、ひつじのような小心さを、内面に持っています。危険や困難の度合いを考え、リスクが大きいと思えば、行動しません。ハタから見れば、大胆な行動をとっていても、本人はリスクと成功の可能性を秤にかけ、これはいけると思うからやっているのです。
 積極性や行動力とともに、こうした慎重な判断力を持つために、牡羊座には、社会の中で成功をおさめる人が少なくありません。ものの考え方に、地に足のついた現実性があり、実現しそうもない理想を追うような、夢追い人ではないことも、社会的な安定や成功を手にしやすい理由です。
 まわりに気を使ったり、歩調を合わせたりすることは、あまりなく、自分が正しいと思うことをストレートに言う性質です。相手が年上だったり、自分より地位が高かったりしても、臆することがあまりありません。たとえば、上司や先輩に向って、自分の意見をとうとうと述べ、おまえは間違っているとさとされても、いや、そんなことはありませんと、くってかかるような姿は、いかにも牡羊座的だと言えます。
 自分が納得しないことに、唯々諾々と従うのは、我慢がならないのですが、自分で自分の間違いに気づいたときは、いさぎよくそれを認めます。自分の正しさも、自分の間違いも、すべて自分で納得しなければ、前へ進めないのです。そういう意味で、自分という意識がとても強く、常に自分を中心にものを考えているような性質です。
 当然、自尊心も強く、人に負けたくないという気持ちも強く持っています。自分の間違いを認めるいさぎよさはあっても、自分が負けている状態に甘んじることはできず、リベンジをはかって頑張ったりするでしょう。敗北をバネにする心の強さを持っています。
 プライドの強さは、ときに、やせがまんや意地っ張りといった欠点となって現われることもあります。ホンネを押し隠して見栄を張り、へとへとに疲れてしまったり、格好よく振る舞いたいために、自分の力に余ることを引き受けたり、負けを認めたくないために、間違いに気付いていても、自分の主張を強引に通そうとすることもあります。
 頭に血がのぼりやすいことも、牡羊座のマイナス面です。追い詰められると、冷静な判断ができなくなり、無謀な行動に出たり、カッとなってケンカを売ったりするのです。仕事や勉強がうまくいかないと、いらいらが募って、何もかも投げ出してしまうこともあります。行動力や推進力はあっても、根気や忍耐力には欠けているので、歯を食いしばってつらさに耐えるといったことはできないのです。
 自分という意識が強いために、行動も思考も、非常に自己中心的になりがちなことも、気をつけなければならない点です。自分の満足を第一に追い求め、周囲の人の気持ちを考えなくなりがちなのです。誰かの幸せのために、自分が譲歩する、といったことが、できにくい性質です。
 相手や周囲をあまり強く意識していないために、人の神経にさわるような、気持ちを深く傷つけるような言葉を、平気で吐いたりすることもあります。ものの言いかたが、竹を割ったようにストレートで、単刀直入ですが、それだけに、相手に気を使わないでしゃべっていると、ときどき、相手の心にグサっと言葉のナイフを突き立ててしまうことがあるのです。悪意はないのに、知らず知らずのうちに、トラブルの種をまいてしまうことがあります。
 
《恋愛面・家庭面》
 せっかちで、異性を好きになるのも、行動を起こすのも、スピーディーです。相手の人柄をじっくり見きわめるといった、悠長な恋愛はできません。情熱だけで突っ走って、深い関係になり、相手の人柄がわかってから、この恋は間違いだったと気づいて、あっさりふってしまうこともあります。つねに自分の気持ちを中心にものを考え、相手がどう思うか、感じるかといったことを配慮しないので、相手を振り回したり、驚かせたりすることが少なくありません。
 異性に対する興味や、性への好奇心は強いほうで、恋愛経験は多くなりがちです。一気に温度が上昇するように過熱するタイプで、相手の家に押しかけていくような、大胆な行動をとることもあります。男性の場合、熱情にかられると、彼女の気持ちも考えずに、ホテルに連れていきたがるといった強引さも見られます。
 相手の反応を見ながら、駆け引きをするといった、まわりくどいことはしません。好きなら好きと、率直な言葉でラブアタックをします。ダメならさっさと諦め、未練を残しません。断られてもあとを追うみじめさに耐えられないからですし、無駄な努力はしたくないという合理精神もはたらきます。ふられたという現実を認めたくないために、あんなヤツ、こっちから願い下げだ、と、自分がふったかのように思いこんだりすることもあります。
 刺激のない単調さを嫌うので、恋愛期間が長くなり、マンネリ化してくると、別の異性に気持ちが向かうこともあります。ただ寄り添っていればいいといった、しっとりとした情感に浸るタイプではなく、相手との活発なコミュニケーションを求めます。会話が盛り上がったり、いっしょにスポーツや趣味を楽しんだり、ドライブしたりといった、明るく活動的なつきあいかたが好きです。
 プライドが高いのと、べったりと寄りかかりあうような関係を好まないため、恋人にべたべた甘えかかるようなことはあまりありません。女性の場合、気質が男っぽいので、ロマンチックなムード作りが下手だったり、内心では彼に寄りかかりたいのに、素直に甘えられなかったりすることが少なくないようです。相手の男性が気弱なタイプだと、自分がリーダーシップをとり、相手をぐいぐい引っ張っていったりもするでしょう。
 牡羊座には、弱いもの、傷ついたものを助けようとする保護心があります。愛する人が病にたおれたり、窮地に陥ったりすると、相手を救うためならどんなことでもやってのけるといった、けなげさを見せるでしょう。相当な犠牲を払っても、相手のためにつくすところがあります。
 結婚すると、女性は家事、育児をテキパキとこなす、有能な主婦になるでしょう。料理や子育てに関する情報にも敏感で、新しいアイディアをすぐ実践する、進取の気性に富んでいます。子供への期待度が高いと、きびしい教育ママになる可能性もありますが、本来、べったりした愛情を持たないので、子離れはあっさりとやってのけます。結婚後も仕事を続けたいと思うことが多く、仕事と家庭をきっちり両立させて、多忙な毎日をおくるでしょう。
 男性は、家族を守るという意識を強く持つタイプで、家族への責任感を強く感じ、仕事に邁進します。男らしい、頼りがいのある夫ですが、細やかな情緒に欠け、たまには優しい言葉をかけてもらいたいという妻の気持ちが、まったくわからなかったりします。仕事にのめりこむあまり、いつのまにか、妻や子供とのあいだに距離ができてしまう場合もあります。妻子と過ごす時間を大切にすることが、幸福な結婚生活をおくるためのポイントです。

《仕事、金銭面》
 積極的で行動力があり、ビジネスチャンスをつかむ能力を持っています。仕事に闘志を燃やすタイプで、仕事を生きがいにする人が少なくないでしょう。仕事を開拓することにたけ、営業面の手腕やセンスを、生まれつきそなえています。反面、根気のいる研究などや、変化に乏しい事務職などには、まったく向いていません。
 推進力、冒険心、瞬時の判断力に富むところから、新聞記者、特派員など、ジャーナリズムの世界にも適性があります。変化に敏感で、刻々と移り変わる情勢に機敏に対処できるところから、たとえば証券関係にも向いています。
 ちまちましたことが嫌いで、スケールの大きなものに出会うと、気持ちが奮い立つところから、ビルやダムの建設など、建設関係、航空機の設計やパイロットなど、航空関係も適性のある職業です。
 大きな組織の歯車の一部になるより、自分で会社を起こす道を選ぶ人も少なくありません。経営能力はありますが、金銭に関しておおざっぱなところがあったり、気長にチャンスを待つことができず、見切り発車をすることもあるので、脇を固めてくれる堅実なパートナーがいたほうがよいでしょう。
 金銭面は、お金を稼ぐことに貪欲ですが、貯蓄にはげむような地道さはなく、かなりの浪費家になることもあります。稼ぐという行為にのめりこむから貪欲になるのであり、金銭に対する執着心は薄いほうです。
 ただし、お金の使いかたに関しては、自分なりの合理的な考えを持っており、無意味な浪費はしません。高額商品を思いきりよく買ったりしますが、その商品の必要性について、きちんと考えていたりします。投資のために美術品を購入することもあります。
 自分のためにはどんどんお金を使っても、他人のためには、あまりお金を出したがらないという傾向もあります。優れたリーダー性をそなえている性質ですが、仲間を集めて大盤振る舞いをするといった、太っ腹なところは、あまりないようです。
 株の売買には適性がありますが、損失がかさむと、頭が白熱して、冷静な判断力が失われることが多いようです。パチンコなどギャンブルも同様で、のめりこんで大きな借金を作る恐れもあるので要注意です。

《健康、体質》
 体質は強いほうです。体を動かすことが好きで、スポーツセンスがあり、闘争心を燃やす性格なので、スポーツ全般に適性があります。特にスキーやサッカーなど、スピードや敏捷性を要求されるスポーツに向いています。
 多少体調を崩しても、少し休めば治ってしまうといった、自己回復力に富んでいますし、歳をとっても活発に動き回ったりする、エネルギッシュなタイプです。ただし外部からの刺激には意外に弱く、風邪をひきやすかったりします。胃腸もあまり丈夫ではなく、胃腸の病気に注意が必要です。成人病では、高血圧による疾患に要注意。味の濃いもの、カロリーの高いものを好み、コレステロールがたまったり、体内のバランスが崩れがちです。
また、占星術では、各星座が、体のいろいろな部分に関係があるとされています。牡羊座は頭部に関係があり、頭痛など、頭に関する病気に注意が必要です。
 健康法は、睡眠をきちんととること。熟睡するタイプなので、比較的短い時間でも、疲労を回復できます。