16 THUNDERBOLT 【稲妻】

16 THUNDERBOLT 【稲妻】

 

 

「あまりにも突然な

 

 晴天の霹靂(へきれき)が訪れようとしています

 

 古いものは壊され

 

 あなたは残骸から立ち現われ、もっと強くなり、

 

 もっと新しい体験をすることができるようになります」

 

 

◆カード解説

 

このカードは、燃やされ、壊され、粉々に吹き飛ばされた塔を示しています。

 

塔から男性と女性が飛び降りていますが、

彼らはそうしたいから飛び降りているのではなく、

ほかにどうしようもないからです。

 

その背後の透明な、瞑想している人物は、

醒めて見ている意識を表わしています。

 

あなたはまさに今、まるで大地が足元で揺れ動いているかのように、

とても動揺しているに違いありません。

 

安全というあなたの感覚が挑戦を受け、しがみつけるものならなんにでも

しがみつこうという気になるのも無理はありません。

しかし、この内なる地震は必要で、また、とても重要です。

 

もしそれを許したら、あなたは残骸から立ち現われ、もっと強くなり、

もっと新しい体験をすることができるようになります。

 

大火の後、大地は再び豊かになり、嵐の後、空気 は澄みわたります。

その破壊を、まるで誰か別の人に起こっていることでもあるかのように、

超然として見守ろうとしてみましょう。

 

それを途中まで出迎え、そのプロセスに「イエス」と言いましょう。

 

 

◆OSHOの詩(短縮バージョン)

 

瞑想では、ゆっくり、ゆっくりとすることを、

弟子がなにか問いをたずねている状況のなかでの、

マスターの予期せぬ素晴らしい一喝

 

マスターは跳びかかって一喝する、

あるいは弟子を打つ、あるいは扉から放り出す、

あるいは弟子の上に飛び乗る……。

 

こうした技法はまったく知られていなかった。

 

それはまぎれもなく馬祖(ばそ) のひじょうに創造性豊かな天賦の才によるもので、彼は多くの人びとに光明を得させた。

ときには、それはとても愉快なものに見える。

 

彼は、なにに瞑想したらいいのかたずねるために来ていた人を二階の窓から放り出した。

さらに馬祖は、放り出しただけでなく、その後を追って飛び降り、その人の上に落ち、

その胸の上に坐り込んで、「分かったか?!」と言ったのだ。 

 

かわいそうなその人は「はい」と言った、「いいえ」 などと言おうものなら、

殴られるかなにかされるに違いないからだ。

 

もう充分だ

 

からだの骨が折れているというのに、馬祖は胸の上に腰をおろして「わかったか?!」 と言っているのだ。

 

が、事実、その人はわかっていた。あまりにも突然で、 青天の霹靂(へきれき) だったからだ

そんなことは考えてもいなかった。